闇夜に囁く…29
- 2017/10/23
- 20:00
頬を叩かれる感覚に目を覚ましよく見ればマネヒョンで「ほら、マンション着いたぞ」「ぇ、すみません、寝てました…(笑)」「風邪気味なんだろ?温かくしてさっさと寝ろよ?」「はい…」重いカラダを引きずってやっとの思いで部屋に入ればシャワーすら億劫に思うだけどふとStellarの香りがした気がしてバスルームへ直行頭からシャワーを浴びてぼんやりと立ち尽くす僕はあの人には負けないユノが好きなのは僕だ何を恐れる必要がある僕...
闇夜に囁く…28
- 2017/10/22
- 20:00
僕はステラの自信がある意味羨ましいと思う僕は自分に自信が無いからあんな言葉は他人に言えない「ねぇ、あの人をどうやって落としたの?」「…ぇ…」「隣に引っ越して挨拶とかしてみたんだけど全然興味を持って貰えないのよね…」「…はぁ…」「今度、貴方が食事に誘ってくれない?」「何で僕が、」「…バラすわよ?」何をバラす?例えば僕が同性と付き合ってる事?それともユノさんと付き合ってる事?誰がそんな言葉を信じる?「…貴女...
闇夜に囁く…27
- 2017/10/21
- 20:00
「お疲れ様でした!!」笑顔でスタッフさんに挨拶するStellarこれから食事会がある為ザワザワしている僕も同じように笑顔でスタッフさんに挨拶をして控室に戻ると立っていられず床に崩れ落ちた「チャンミン!?」「マネヒョン、大丈夫、静かにして…」慌てるマネヒョンを宥め深呼吸をするだけど息苦しくて何度も何度も深呼吸をして指が動かない、何で?呼吸ができない、どうして?苦しい…焦れば焦る程呼吸は荒くなるそれなのに息ができ...
更新について
- 2017/10/20
- 20:00
いつもありがとうございます💖ここのところ毎日更新して頑張ってるなぁと自画自賛中の雪逢です実は雪逢山梨の方へ旅行に行く為更新はおやすみさせていただきます物語が動き出したところで申し訳ないのですが次の更新は早くて月曜日の予定です思いの外暇だったりしたら普通に更新したいと思います…(笑)それでは、良い週末を…(*´∇`*)にほんブログ村...
闇夜に囁く…26
- 2017/10/19
- 20:00
ふと、遠くで電話が鳴っている事に気付き僕は時間を確認した遠くで鳴っていると思ったのは実は僕のスマホでマネヒョンからの電話に慌てて出ると早くしろと怒られた巧く歩けない脚を引き摺るようにして僕はユノのマンションを出ると迎えに来てくれたマネヒョンの車に飛び乗った「…どうした?具合でも悪いのか?」「…ちょっと、風邪かも…」「マジか…ちゃんと薬飲んでおけよ?」「はい…」何も詮索されないように目を瞑り必死に考える...
闇夜に囁く…25
- 2017/10/18
- 20:00
何かが触れる感覚に目覚めるとそれはユノの唇なのだとわかり嬉しいけど恥ずかしくて思わず身を引く「やっと起きた…(笑)」「ぁ、ごめんなさい、僕寝てた…」慌てて身を起こそうとしたのにユノが覆い被さっていて退いてくれない「…ユノ?」「…帰宅してチャンミンがいるのってなんか、凄くいいね…」「僕だってこの前は本当に嬉しかったんだよ」「うん、ふふふ…」嬉しそうに笑いながら僕の肌に触れる唇「…今日もパスタの準備してあるか...
闇夜に囁く…24
- 2017/10/17
- 20:00
「…ユノ、起きて…」「…ん…」眠そうに目を擦りながら僕を見て両腕を伸ばすこの人は甘えん坊で優しく抱きしめると嬉しそうに笑う「今日はどうしたの?」「逢いたかった…」「…嬉しい…」「…それに、折角鍵貰った事だし使ってみようかと思って…(笑)」「ふふ、じゃあ、今度僕も使ってみようかな」「使って使って」「…はい」先日、ユノは僕に部屋の鍵をくれただから僕も同じように鍵を渡したんだまさかこんなに早く使ってくれるなんて思わ...
闇夜に囁く…23
- 2017/10/16
- 20:00
目が覚めるとユノの腕の中僕は既視感に笑いつつ彼の腕の中で幸せをかみしめる「起きた?」「ごめん、僕…」「俺ががっつき過ぎたんだよ…ごめんな…」「ううん、大丈夫…」僕の胸の中はあたたかな気持ちでいっぱいでこれが『幸せ』なのだとしたら僕の願いは叶ったのだろう対価として奪われた言葉を例えば言うような日が来たら僕の幸せは消えてしまうのだろうか?「…チャンミナ…」「…ユノ…」甘いキスが降ってきて「チャンミナ、愛してる...
闇夜に囁く…22
- 2017/10/15
- 20:00
**性的表現が含まれます閲覧後の苦情は受け付けませんご注意下さい**ユノさんの腕の中で目覚めるそれはとても幸せな瞬間でこのまま世界が壊れてしまったとしても僕は後悔なんかしないだろう「…ふふ…」「…なに、笑ってんだよ…」眠ってると思っていたユノさんに強く抱きしめられて彼の匂いを強く感じると悪戯な手が僕の肌を滑る「ちょっ、な、にっ…」「昨日は、チャンミンと繋がる事ができて本当に嬉しかったんだよ…」「ゅ、の…...
闇夜に囁く…21
- 2017/10/14
- 20:00
仕事を終えて帰宅して僕はPCを開くもしかしたらあの老婆の事を知っている人が他にも居るんじゃないかって思ったから「…願いを叶える老婆…」そこに出て来たのは小説に書かれた老婆で僕の探す老婆ではなかっただけど、ふと気になった小説少しだけ読んでみる事にした「…老婆との出逢いは…僕と似てる…」老婆からタブレットを受け取ったひとりとタブレットに閉じ込められたもうひとりの物語小説の中で老婆は不思議なチカラを使っていた...